2011年10月25日
絵本で楽しもう!
「思い出の絵本展2011」今年は「語りつぎたい日本の昔話」のテーマで
11月2日から6日迄、飛騨市図書館の“にじのひろば”であります。
絵の比較や文章の違いを見たりして、
楽しんでもらえたらと思います。
昔話を調べてみました。
「日本霊異記」「竹取物語」「今昔物語」
「宇治拾遺物語」「御伽草子」等の中のよく似た話を見て、
一人で推理するのも楽しいものです。
飛騨市の教育委員会で平成20年から
絵本「ふるさとの民話」を発行しており、
今年3月に4冊目が出ました。
その第5話「すずめの恩返し」が
宇治拾遺物語の「雀報恩の事」と同じ内容です。
子どものいたづらで飛べなくなった雀を助けたお婆さんに
雀は種でお礼をした。
種を植えておいたら、ひょうたんが実り、
米が出てきて豊かになる。
とそれをねたんだ隣のばあさんの話。
静岡県にも同じ話で伝わっております。
口伝に伝承されたことのすばらしさを感じます。
創作能力のある人が「舌切り雀」の話にしたのでしょうが、
兵庫県の民話では、お嫁さんが姑さんに糊作りを命じられたのに
糊を食べてしまったため舌を切られた。
嫁さんは雀になって飛んで行ったとなっている。
思い出の絵本展実行委員会での話。
「雀の食べた糊は何だ!?」
「米からできたのだろう」
「布海苔もある」
という話も出た。
どの本にも「糊」とだけあるが、
ある本に米から糊を作ることになっています。
糊の話が出た機会に“布海苔”について考えました。
現在ほとんど用途のない布海苔。
これを知っている人は相当の年配者です。
絵本展の会場で60年程むかしの“布海苔”を手に取ったり、
使い道などについて、話の花を咲かせてみませんか?
思い出の絵本展実行委員
飛騨のルリユール より
11月2日から6日迄、飛騨市図書館の“にじのひろば”であります。
絵の比較や文章の違いを見たりして、
楽しんでもらえたらと思います。
昔話を調べてみました。
「日本霊異記」「竹取物語」「今昔物語」
「宇治拾遺物語」「御伽草子」等の中のよく似た話を見て、
一人で推理するのも楽しいものです。
飛騨市の教育委員会で平成20年から
絵本「ふるさとの民話」を発行しており、
今年3月に4冊目が出ました。
その第5話「すずめの恩返し」が
宇治拾遺物語の「雀報恩の事」と同じ内容です。
子どものいたづらで飛べなくなった雀を助けたお婆さんに
雀は種でお礼をした。
種を植えておいたら、ひょうたんが実り、
米が出てきて豊かになる。
とそれをねたんだ隣のばあさんの話。
静岡県にも同じ話で伝わっております。
口伝に伝承されたことのすばらしさを感じます。
創作能力のある人が「舌切り雀」の話にしたのでしょうが、
兵庫県の民話では、お嫁さんが姑さんに糊作りを命じられたのに
糊を食べてしまったため舌を切られた。
嫁さんは雀になって飛んで行ったとなっている。
思い出の絵本展実行委員会での話。
「雀の食べた糊は何だ!?」
「米からできたのだろう」
「布海苔もある」
という話も出た。
どの本にも「糊」とだけあるが、
ある本に米から糊を作ることになっています。
糊の話が出た機会に“布海苔”について考えました。
現在ほとんど用途のない布海苔。
これを知っている人は相当の年配者です。
絵本展の会場で60年程むかしの“布海苔”を手に取ったり、
使い道などについて、話の花を咲かせてみませんか?
思い出の絵本展実行委員
飛騨のルリユール より